ジャイマハールホテルは昔の大臣の宮殿をホテルとした非常に美しい宮殿ホテルである。インド旅行記(その4）
11/2（第4日）JAIPUR
・寒中水泳
ジャイマハールホテルは昔の大臣の宮殿をホテルとした非常に美しい宮殿ホテルである。
この日はゆっくり6:45に起床、朝まだ涼しいときにホテルの建物の廻りを散策した。
この写真のとおり、朝日に照らされてすがすがしい雰囲気であったが、インドといえども長袖を一枚羽織らなければちょっと寒いくらいであった。ところが、この写真の奥にプールがあり、その横を通ったときのこと、なんとヨーロッパ人の中年の男性がこのプールで泳いでいた！！
彼らの感覚はいったいどうなっているのだろうか。
・アンベール城でゾウに乗る
いよいよアンベール城のゾウのタクシーである。
8:00にバスに乗りアンベール城へ向かった。
途中ピンクシティで下車して、風の宮殿の前で写真を撮影した。風の宮殿は正面からみると壮大な宮殿であるが、横から見ると幅の非常に薄い作りである。
アンベール城は山の上にある城で、もともとこの地方にいない象をマハラジャが乗用として連れてきて、城まで象用の道を作っていた。この道を現在では観光用の象の背中で4人乗りの鞍に乗って行く事ができる。象に乗るときには高くなった象乗り場から象の背中の鞍に乗る。鞍の両側に2人ずつわかれて座る。我々は2人だけだったので片側に２人だけ乗ったためかバランスが悪いようで、象の頭に載った象使いが手で鞍を抑えていた。道の横の壁が低い所では、ここから落ちたら大変だという気持ちもありしっかりしがみついていた。
15分ほどでアンベール城の下車場に到着。妻は象使いに頭の上にいっしょに載せてもらって喜んでいた。アンベール城もアグラ城に劣らず広い城で最上階からの眺めはすばらしい。眼下の湖の中の幾何学模様の庭園も美しく見えた。また、この地方でしか見られないラングールという尾の長い猿が城の中にはかなりいた。
アンベール城からジープに乗ってしたまで降り、再びバスに乗って町まで戻る途中にインドクジャクを見つけた。さらに下って規模は小さいもののJAIPURにもあるレイクパレスをバックに写真を写した後、その側にオベロイの新築ホテルでトイレを借りた。ところが、ガイドのSARMAさんとホテルの従業員の間で口論になっており、それを聞きつけたマネージャらしき人物もでてきて議論になっていた。ここではSARMAさんが主張してマネージャ氏がなだめに回っているように見えた。あとで聞いた所、初めに対応した従業員がトイレの使用に対してダメだといったようであるが、インド１の旅行社との自負のあるSARMAさんが宣伝になるのだから使うことを止めるべきではないと主張したらしい。マネージャ氏はSARMAさんの知り合いで話しは収まったようだ。
・天文台とシティパレス
このあとJAIPURの古代の天文台跡へ。ここは世界最大の日時計があった。また小型の日時計でも１分単位で計測できるとのこと。占星術の学校も兼ねていたようで、星座毎の日時計があった。
次にマハラジャの宮殿でもあるシティパレスを見学した。ビデオ代は100Rsと高かったが、思ったより撮影対象は少なかった。宮殿の中は博物館になっており、マハラジャの服や各国からの贈答品などが展示されていた。JAIPURのマハラジャは外交官としてブルネイ大使として赴任しているそうである。
シティパレスの中には世界最大の１体鋳造品としてギネスブックに登録されている銀のつぼがあった。
・飛ばしてしまったブレーカ
このあと昼食にホテルへ戻った。食事後は例によって昼寝の時間。妻が昼寝の最中に、このレポートを書きながらデジカメ用のニッカド電池を充していた所、「ボン」という音とともに、TVや電灯が消えた。そうです。トランスを付けるのを忘れて、変換プラグだけ付けて充電器をそのまま200Vのコンセントに差し込んでしまったのでした。フロントに連絡して復旧してもらいましたが、幸いブレーカが落ちただけですぐに回復した。ただ、充電器は焦げ臭いにおいを発して使えなくなったのでした(;_;)。
・JAIPURの散策
15:30から希望者はJAIPURの町へ買い物に出かけることとなった。当初は参加しない予定であったが、時間に余裕が会ったため、一緒に出かけることとした。
この日は日曜日とあって、店が閉まっており別の通りを歩いたが、あまり買い物もできず、ぶらぶら街を歩いて終わった。ここで、NEW
DELHIから一緒に回ったバスはお別れ、運転手と助手と一緒に写真を撮った。全員の気持ちとして運転手には500Rs,助手には150Rs程度のチップを渡して別れた。このあと彼らは6時間以上かけてNEW
DELHIまで戻るとのこと。
このあと、ロビーで明日の予定の確認をするが、その席でSARMAさんより「明日はLAKE
PALACEへいきます」との発言が。彼の友人もおり、3部屋くらいならなんとかなるとの仰せ。これには全員大歓声。これで彼にはいくら感謝しても足りないくらいである。
・ついにお腹が・・・
この日は夕食時に通常のバイキングの他に特別料理としてタンドリーチキンと家庭料理のジャガイモカリーが出された。これはどうも昨日のシェフが気を利かせてくれたらしい。インドで初めて食べるタンドリーチキンはチョットスパイシーだがさすがにおいしかった。この特別料理は食事の終わりごろに出された上においしかったので、食べ過ぎになってしまった。この前日くらいから、毎食後に正露丸を飲んでいるにもかかわらず、お腹がごろごろいっていたが、これから後は本格的に下痢になってしまった(^-^;)。
夕食の後に民族舞踊を少し見る。今度は頭の上に壷を積み重ねたようなものを乗せて踊っていた。多分昔の水汲みの様子をあらわしたものだろう。この後LAKE
PLACEでは更に上の踊りを見ることになる。