その町を抜け門のような所を抜け、湖が見えた所でその中に浮かび上がる白亜の宮殿が。そう、LAKE
PALACE HOTELである。白鳥のように湖面に浮かぶ姿はため息があがるほど美しいものであった。このホテルに今日から泊まるのかと思うと胸の高鳴りを覚えた。湖のほとりにある受付からボートに乗ってLAKE
PALACEへ。近づくに連れて真っ白な大理石の建物が近づいてくる。インド旅行記(その5）
11/3（第5日）JAIPUR - UDAIPUR
・インド人もビックリ
この日はJAIPURからUDAIPURへの飛行機の関係で、4:45起床、5:30出発という強行軍であった。このため、朝食は5:00にルームサービスでという贅沢なものとなった。眠たい目をこすりながらJAIPURの空港へ。さすがに大都市の空港はだけあって、ドメスティックにしては広くてきれいな空港であった。
空港では早速お腹の調子が悪くなりトイレに駆け込んだ。日本の駅などのトイレよりきれいなトイレであった。飛行機の到着を空港の2回のレストランで待ったのち、セキュリティチェックへ。他の人は問題ないのに私だけ荷物を開けるように言われる。やはりパソコンは起動させるように指示された。なにより説明に困ったのは携帯用ウォシュレット。お腹の調子が悪くなることを予想して持ってきていたのだが、なかなか説明できない。SARMAさんが通訳してくれたおかげでやっと理解されたが、検査官はみんな驚いていた。SARMAさんによれば「インド人もビックリ」だそうである(^^)。
・国内線も自由席
インドでは国内線はなんと自由席である。列車ではあるまいし、飛行機で自由席というのはこれまで聞いたことも無かった。要するに我先に乗り込んで席を確保するわけである。さすがに、搭上口から飛行機まで走る人はいなかった。だが、SARMAさんが先に乗り込んで席を確保してくれていたため、私たちは無事並んで座ることができた。
JAIPURからUDAIPURは飛行時間は45分程度で上昇したら水平飛行なしですぐ下降という感じだった。その短い間に軽食が出るのだから大変である。私たちは食欲もなくあまり手をつけなかったが、OL2人は若いせいか食欲旺盛で全て平らげていた。この2人は私たち2人と対照的に最初から最後まで非常に元気に食事をしていたのが印象的であった。
UDAIPURの空港はJAIPURに比べてずいぶん小さく、小さな平屋の建物が一棟あるだけだった。迎えにきたバスの中でしばらく荷物の出てくるの待ったのち、比較的緑の多い丘陵地帯を抜けて40分ほどでUDAIPURの町に。UDAIPURの町はこれまでの町に比べるとずっと静かできれいな町であった。
・LAKE PALACE
その町を抜け門のような所を抜け、湖が見えた所でその中に浮かび上がる白亜の宮殿が。そう、LAKE
PALACE HOTELである。白鳥のように湖面に浮かぶ姿はため息があがるほど美しいものであった。このホテルに今日から泊まるのかと思うと胸の高鳴りを覚えた。湖のほとりにある受付からボートに乗ってLAKE
PALACEへ。近づくに連れて真っ白な大理石の建物が近づいてくる。
時間が早くチェックインはまだということで、ロビーの雰囲気を味わった後、荷物だけ預けて市内観光へ。船着き場へ戻った所、いっこうにバスがこない(^_^;)。あきらめて手荷物も受け付けに預けて歩いてシティーパレス観光へ向かった。
・市内観光
シティパレスは階段を上ったすぐ上にあった。階段の途中に咲いていたジャスミンの花をSARMAさんが摘んで女性客に渡してくれた。シティパレスは今でもその奥にマハラナ（王様）が住んでいる宮殿であり、主要部分を博物館として開放している。入り口の前では衛兵が上官の視察中のようで整列していた。ここでチケット購入でちょっと待った後（衛兵の一人を読んで、チケットの購入させにいっていた(^^;)）シティパレスへ。
シティパレスはなかなかりっぱな建物で、装飾も美しかった。特に最上階から眺めたUDAIPURの真っ白な町並みは、ホワイトシティという名の通り白い町並みが続く眺めであった。また、展示品あった太陽を模した金色のプレートが印象的であった。
シティパレスを出てヒンズーの寺院の前でやっとバスが到着。ここから隣の人工湖へ移動し、湖の中央にある公園になった島をバックに記念撮影した。移動途中に当初泊まる予定だったホテル（ラクシュミ・ヴィラ・パレス）の横を通過した。確かにきれいな宮殿ホテルだったが、レイクパレスとは比べ物にはならない。
その後、噴水のでる公園（サーヘリヨン・キーバリー：かなりの数の噴水が公園中にある）を見て回った後、人形博物館（バルティヤ・ローク・カールマンダル博物館）へ。博物館に展示されていた木製の本のSARMAさんの説明はなかなか紙芝居を見ているようで面白かった。呼び物の人形劇はついたときにはちょうど終了間際でわずかしかみられなかったのが残念だったが、JAIPURでみたものと似た感じであった。
・LAKE PALACEにチェックイン
以上で市内観光は終了し、LAKE PALACE HOTELへついにチェックイン。
私たちの部屋はエントランスのちょうど上にあたる位置で、窓から湖とシティパレスが見えた。ホテルの部屋自体はLAKE
PALACEといえども普通の部屋であった。多分スウィートルームならば調度品なども一味違うのであろうが。もっともホテル各部の作りはすばらしくテラスなどはとても美しいものであった。
昼食はレストランでとったが、その際今後の予定の確認。この日の午後からほぼまる2日はフリーとなっているが、翌日にオプショナルツアーで2時間かけて大理石の美しい寺院にゆくツアーが選べるとのことだった。Ｙさんご夫妻は参加されるとのことであったが、私たちはこのホテルでのんびり過ごすこととし、不参加。女性2人も自由行動となった。ただし、翌日夕方にシティパレス内部にあるホテルにお茶をのみに行くこととなった。
・LAKE PALACEでも通信にチャレンジ
ということで、本日の午後はゆっくり部屋でごろごろ。この時間を利用してNEW
DELHIへの通信を試みるも市外通話が繋がらない。JAI
MAHALの二の舞かと思われたが、あきらめずにフロントに電話したところ接続できるように設定してもらえた。データポートがなかったのでカプラーでの通信であったが、2400bpsで無事電子メール送付できた。
・LAKE PALACEの夜
夕方になってやっと起き出して、ホテルの中をぐるっとまわる。ここはホテルが博物館のようである。スウィートルームの前にはなんとTV番組でみたブランコがあるではないか。喜んでそこで記念写真をとった。その他プールも壁の絵が美しく正面にライトアップされたシティパレスとシヴァニヴァスパレスが見えて美しい。また、遠くにはマハラナがパーティに使っていると言う島の建物がライトアップされて見えた。
夕食はホテルのメインレストランにて。JAI MAHALより若干カリーの種類は少ないようだがおいしい料理であった。この頃になるとお腹の調子が既に悪くあまり食べられないのが残念であった。
このあと部屋に戻るが、太鼓の音につられてテラスにゆくと人形劇がやっていた。先日の民族舞踊と同じ踊りを人形でやっていた。見事に踊りの振りが再現されて拍手喝采であった。人形劇が終わってしばらくすると再度太鼓の音とともに今度は民族舞踊がはじまった。JAIMAHALでみた踊り手よりベテランのようで踊りもしっかりしていた。特に頭の上に水汲みの壷を積み上げてゆきながら踊るのだが、JAIMAHALで見たものは全部が一体になった軽そうな高い塔のようなものを載せていたが、今回はかなり重量感のある壷を少しづつ積み重ねてゆき最後には踊り手の身長よりも高いものとなったのは驚き。踊りながら大きく円を描いて走ると積み重なった壷が内側に傾くことからかなりの重量がかかっていることがわかった。その状態で地面からスカーフを拾ったり、ブリキの箱の蓋の上で音楽に合わせてタップのように音を出すなどなかなか見応えのある内容だった。