PC110 の2000年問題対応
PC110はソフト、ハードともに'95年の設計で、ご多分に漏れず2000年問題には自動対応はできません。手動対応方法はIBMの対策ページに記載されています。
これで話が終わりなら上記のリンクを示して終わりですが、実際にはPC110はIBMの保証しているPC-DOS7.0/Vで使っている方ばかりではありません。もちろん私もメインはWINDOWS95OSR2な訳です。ということで私の場合の４台のマシンの状況です。
・１号機
条件：TYPE3HDのWINDOWS95OSR2起動でサスペンド中
症状：2000年1月1日の日付が1980年1月4日になる
対応：コントロールパネルの日付を正しい日付に修正でOK
・２号機
条件：マイクロドライブのWINDOWS95OSR2起動で動作中
症状：2000年1月1日の日付が1980年1月4日になる
対応：コントロールパネルの日付を正しい日付に修正でOK
・3号機
条件：CFのMS-DOS6.2/V+WINDOWS3.1起動でサスペンド中
症状：正常
対応：なし
・4号機
条件：電源切り（内蔵フラッシュよりPC-DOS7.0/V起動）
症状：正常
対応：なし
以上のように、WINDOWS95OSR2のマシンのみで2000年問題と思われる日付の異常が発生しました。そこでNIFTYやPC110MLで情報収集したのですが、このOSのマシンで同様の例があり、ハードがＹ２Ｋのマシンでは問題ない（例えばCF-M32)ことからWINDOWS95OSR2のPC110では発生するものと考えられます（問題のでなかったPC-DOS7/WIN3.1の２機は2000年問題対応パッチを当てたかどうかは記憶になし(^^;)）。
たた、この場合には時間が異常になるのみで簡単に修正できるのですが、パソナウエアで運用しているマシンではパソナウエアが起動途中で固まると言う問題点が見られたようです。自動起動の場合にはマシンが起動できなくなった方もいるようです。その場合の修正方法として下記の方法でうまくいった例が紹介されていましたので、予備機などで同様の症状になった方は参考にしてください。
1)Fnキーを押しながら起動し、EASY SETUPで年を1999年にして保存、RESTART
2)起動してパソナウエア起動を確認
3)一旦終了し、再度EASY SETUPを立ち上げて2000年に戻してREASTART
この症状はパソナウエアのバージョンに問題があるのかもしれません。ちなみに私のマシンでは全て最新版にしていたせいか、問題は出ませんでした。